バレンタインの日、うさぎのミミは、森のみんなにプレゼントをくばることにしました。
ミミは朝からせっせと木の実をあつめて、小さなかごにいっぱいつめました。

「これをみんなにあげよう!」

そう決めると、ミミは元気よく森へ出かけました。

まずはリスさんの家へ行きました。
「リスさん、バレンタインのプレゼントだよ!」
「わぁ、ありがとう!ミミちゃんはやさしいね!」

つぎに、小鳥さんたちにも木の実をわけました。みんなうれしそうにさえずります。
「ミミちゃん、大好き!」

ミミは森じゅうをまわり、キツネさんやクマさん、ハリネズミさんにも木の実をくばりました。

すべての木の実をくばり終えて、おうちに帰ると
そこにはたくさんのニンジンが積まれていました!

「えっ、なにこれ?」

すると、みんなが集まってきました。
「ミミちゃんがみんなにプレゼントをくれたから、ぼくたちもプレゼントしたくて!」

ミミの目がキラキラとかがやきました。
「みんな、ありがとう!すっごくうれしい!」

「そうだ!ニンジンのお菓子を作って、みんなと食べよう!」

ミミはさっそく、ニンジンをすりおろして、はちみつをまぜて甘いニンジンクッキーを作りました。
オーブンでこんがり焼くと、ふんわり甘い香りが広がります。

「おいしそう!」

さっそく森のみんなで楽しくおしゃべりしながら、おいしいクッキーを食べました。

「うわぁ、ニンジンのクッキーだ!」 「やさしい甘さでおいしいね!」

ミミはほっこりとした気持ちになりました。
「みんなでいっしょに食べると、もっとしあわせ!」

こうして、ミミと森のみんなのバレンタインは、やさしさとおいしさでいっぱいになりました。