ある森に子熊のポムが住んでいました。
よく晴れた秋の日、ポムは森の中でりんごがたくさん実る木を見つけました。赤くてツヤツヤのりんごにうっとりしながら、「こんなかわいいりんご柄の器を作れたら素敵だろうな」と思いました。
早速、粘土をこねて、器の形を作りました。でも、りんごの模様をどう描くかで悩みました。そこで、友達のリスのティミーに相談しました。ティミーは絵を描くのが得意で、ポムにこう提案しました。
「本物のりんごをスタンプみたいに使ったらどうかな?」
ティミーのアドバイスに従って、ポムは小さなりんごを半分に切り、器の表面にそっと押してみました。すると、りんごの形がきれいに粘土に映し出されました!さらに、赤や緑の絵の具で模様を塗り、焼き上げた器はまるで森で見つけたりんごのようにかわいらしく仕上がりました。