ぼくはもくばにのりました
どこまでもいけそうな
どこにもいけなさそうな
からだをゆらしつづけました
蓼科の山奥に潜むみかくにん生物です。やきものを作ったり、ペットのアドゥと散歩したりしてます。
ぼくはもくばにのりました
どこまでもいけそうな
どこにもいけなさそうな
からだをゆらしつづけました
かなしみのあめがやみ
きぼうのそらのした
さきほど うめがさきました
さむさのなか はるをかんじて
いいかんじ じゃない?
ねーねー そうでしょ
いたちのこいはするっとぬけて
きつねのこいはひゅるっときえて
しかのこいはすたたっとはしり
ねこのこいはギギーとさけび
いるかのこいはバチャンとはじけ
ひとのこいはくくくるしくなる
ありはなみだをながしました。
ぞうもなみだをながしました。
ありの目の前にぞうのなみだが落ちました。
ありはプールができたと思い、
冬であることを忘れて飛び込みました。
夏がきたと大喜びしたのもつかの間、
寒くて寒くて、「キャー」と叫んで飛び出しました。
ありのなみだも叫び声も、
だれも見たことも聞いたこともありません。
かたつむりは、かめを家に招待しました。
かめは、手土産にしじみをもって川から出てきました。
そして、かたつむりの家に向かいました。
コンコン、かめはかたつむりの家の玄関ドアをあたまでノックしました。
かたつむりは、かめさんが遊びに来てくれたと思いました。
大喜びで、キッチンから出て、廊下を通って、玄関まで向かいました。
ドアをあけると、かめはいませんでした。
そこには、しじみと手紙が置いてありました。
手紙には、
もう寒くなってきたので帰ります。
しじみは味噌汁にしてください。
かめより
と書いてありました。
かたつむりはツノをめいいっぱい伸ばしたあと、
松の木の根っこより深いため息をつきました。
ひとのおならは、プ〜
ぶたのおならは、ぶー
くまのおならはもちろん、プ〜
せのたかいざちょうのおならは、こやぶー
うわさずきのひとのおならは、ゴシップ〜
きゅうにおどりだすひとのおならは、ふらっしゅもぶー
YO-YOというひとのおならは、ヒップホップー
イエ 〜
みなさま
あけましておめでとうございます。
ことちゅちゅもにこにこ
よろしくおねがいもうしあげます。