蓼科の山奥に潜むみかくにん生物です。やきものを作ったり、ペットのアドゥと散歩したりしてます。

カテゴリー: つれづれ (page 1 of 188)

らっこのたからもの

波のないおだやかな海。
5匹のラッコたちが、自分だけの「とっておき」を持って集まってきました。

・だいだい色の貝の子: お日さまのぬくもりをぎゅっと閉じ込めた、夕焼けの色。

・げっぱく色の貝の子: 静かな夜の海をすべる、凛としたお月さまの光。

・あお色の貝の子: どこまでも透きとおる、深い深い海の色。

・きいろの貝の子: 水面でキラキラ踊る、お日さまのかけら。

・もも色の貝の子: 夜明け前の空に広がる、優しい朝焼けの色。

みんな「これが大好き!」という大切な色を、胸にのせています。
ぷかぷか、ゆらゆら。
しあわせな時間が、ずっとずっと続きますように。

Screenshot

「いいカーゲーム」第1話『白い箱の聖域(サンクチュアリ)』

■ 傲慢の崩壊
大手メーカーの常務取締役、佐藤。彼は世田谷の高級住宅街に住み、ドイツ製SUVを転がすことを「成功の証」と信じて疑わなかった。しかし、迷い込んだ「いいカーゲーム」の会場で彼が引き当てたのは、日産クリッパートラック 660 DX。

「嘘だろ……これに、俺が……?」

支払総額96.1万円。彼にとっての時計一本分にも満たない金額が、人生最大の屈辱となった。
家に戻れば、妻には「粗大ゴミを置かないで」と一蹴され、会社では部下たちが駐車場に停まった白い軽トラを見てクスクスと笑い声を漏らす。佐藤は、自分が「ブランドという鎧」を脱いだら、ただの50代の男に過ぎないことを突きつけられる。

■ 転機:ホームセンターの魔法
ある週末、あまりの孤独に耐えかねた佐藤は、現実逃避のために郊外の巨大ホームセンターへ向かう。そこでの光景が彼の運命を変えた。
これまで「荷物を運ぶ」という概念がなかった佐藤にとって、「なんでも載る、どこへでも行ける」軽トラの積載性は、未知の快感だった。

12:00 園芸コーナーで、気まぐれに苗を買い込む。

14:00 「薪ストーブ」という、かつて憧れたが高級住宅街では叶わなかった夢を見つける。

16:00 荷台いっぱいに建材と薪を積み込んだとき、佐藤の脳内にエンドルフィンが溢れた。

「……重い。だが、この重さが心地いい。」

■ 覚醒:DIYの求道者へ
佐藤は週末ごとに軽トラを走らせた。
手に入れた格安の耕作放棄地で、泥にまみれて土を耕す。軽トラの荷台に腰掛け、コンビニのコーヒーを飲みながら、自分で切り出した薪を眺める。
「改造の自由」というルールが、彼の眠っていた創造性を呼び覚ます。彼は自ら工具を握り、クリッパーを自分だけの「移動基地」へと作り変え始めた。

■ クライマックス:移動式茶室「白雲号」
4年間の月日が流れ、佐藤の風貌は見違えるほど精悍になった。
会社の役職などどうでもよくなっていた。彼のクリッパーは今や、荷台に総檜造りの一畳半の茶室を載せた「移動式茶室」へと進化を遂げていたのである。

都会の喧騒を離れ、海が見える岬に軽トラを停める。
エンジンを切り、茶室の躙口(にじりぐち)から中に入る。そこは都会の喧騒も、会社の見栄も届かない聖域。
佐藤は、かつてバカにしていた若い社員に、その茶室で点てた一杯の茶を振る舞う。

「いい車とは何か。それは、自分の魂をどこまで遠くへ運んでくれるかだ。」

「移動する千利休」となった佐藤の瞳には、かつての虚栄心は微塵もなく、ただ「今、ここ」にある美しさを愛でる強さだけが宿っていた。

新ドラマ「いいカーゲーム」はじまります

【プロローグ】運命を「引く」覚悟はあるか? ――「いいカーゲーム」への招待状
いつからだろうか。僕たちが「車を選ぶ」という行為に、これほどまで疲弊するようになったのは。

カタログのスペック表を睨みつけ、リセールバリューという名の「出口戦略」に怯え、他人の目を気にして無難な色を選び、支払う金額に見合うだけの「正解」を必死に探す。
それはもはや、自由な旅の道具を選ぶ喜びではなく、「失敗してはいけない」という強迫観念に縛られた迷宮だ。

スペック、燃費、税金、世間体……。
そんなノイズに埋もれ、自分の呼吸さえコントロールできなくなっている「車選びの迷宮の子羊たち」へ、僕はひとつのゲームを提案したい。

その名は、「いいカーゲーム」。

このゲームの「残酷な」ルール
このゲームは、イカゲームのような命のやり取りではない。だが、ある意味ではそれ以上にあなたの「人生」を試すことになるだろう。

【運命の受容】:出場者はクジを引き、そこに書かれた「中古車」を自分の運命として受け入れる。

【自己責任の原則】:その車を、自らの血銭(じぜに)で買い取らなければならない。

【四年の契り】:いかなる理由があろうとも、最低4年間はその車と共に人生を歩むこと。

【創造の自由】:与えられた運命(車)をどう作り替えるかは、完全に自由だ。

これは決して強制参加ではない。だが、一度クジを引けば、そこから「自分軸」で生きるための戦いが始まる。

なぜ、今「いいカーゲーム」なのか
僕たちは、他人の呼吸をコントロールすることはできない。だが、自分の呼吸を整える場所は自分で作ることができる。

たとえ引き当てたのが、ボロボロの車であっても、時代遅れの不人気車であっても、あるいは身の丈に合わない高級車であっても。
自分のお金を払い、4年という歳月を共にすると決めた瞬間、その車はただの「移動手段」から、あなたの魂を運ぶ車へと変貌する。

置かれた場所で咲く必要はない。
与えられたその車を、自分の手で耕し、改造し、自分だけの聖域に作り変えればいい。
その先に待っているのは、スペック表には決して載っていない感動だ。

さあ、クジを引く準備はいいか?

勇気と期待をもって、この迷宮の扉を開けてほしい。
これは、見失っていた「車の楽しさ」を奪還し、誰にも左右されない強固な自分を取り戻すための聖なる儀式だ。

これから始まるのは、さまざまな人生が中古車というフィルターを通して交差する、壮大な人間ドラマ。

第一話「軽トラの悲劇」から、その幕は上がる。
あなたの想像力を携えて、この物語の目撃者になってほしい。

【WBC2026】プールCの激闘を振り返る!マイアミへレッツゴー!

今回のWBCプールC(東京ラウンド)は、野球の奥深さと恐ろしさが詰まった数日間でした。 全勝で突き抜けた侍ジャパンと、崖っぷちからマイアミへの切符をもぎ取った韓国。そして、敗れはしたものの「これぞWBC」という戦いを見せてくれたオーストラリア台湾

正直、対戦国の選手は知らない名前も多かったのですが、泥臭く、本気でプレーする姿にすっかり魅了されてしまいました。

世界を驚かせた「プールC」の新たなヒーローたち

今回、私たちの記憶に刻まれたのは、決して有名選手だけではありません。

  • オーストラリアの超新星 MLBドラフト全体1位のトラビス・バザーナ選手。その圧倒的な身体能力とスピードは、東京ドームのファンを敵味方関係なく沸かせました。
  • 台湾(チャイニーズ・タイペイ)の執念 キャプテンのチェン・ジェシェン(陳傑憲)選手や、安打を量産したリン・リー(林立)選手。彼らが見せた最後まで諦めないガッツは、台湾野球の誇りを感じさせるものでした。
  • 韓国の若き才能 チャンスで一撃を放ったムン・ボギョン選手や、次世代のスター候補キム・ドヨン選手。彼らの台頭が、韓国代表を再び「強いチーム」へと押し上げました。

予選で苦しんだからこそ怖い、韓国の「逆襲」

韓国代表は、オーストラリアや台湾との激しい2位争いを経て、最終戦の直接対決を制してマイアミ行きの切符を手にしました。 かつてのWBCでもそうでしたが、「予選をギリギリで勝ち抜いたチーム」は短期決戦で一気に化けることがあります。あのタイブレークの重圧を乗り越えた経験は、決勝トーナメントで強大な武器になるはずです。

いよいよ、野球の聖地マイアミでの決勝トーナメント。
予選で苦しんだ韓国がさらに爆発するのか、それとも最強の侍ジャパンが世界を圧倒するのか。
楽しみですね!

やっぱりキケが好き。

WBC、盛り上がっていますね! 毎日テレビの前で手に汗握る展開が続いていて、野球ファンとしてはたまらない日々です。

そんな熱気の中、私の「野球愛」が溢れ出してしまい……。 ドジャースが誇る最高のお祭り男、キケ・ヘルナンデス(Enrique Hernández)のプラ板を作っちゃいました!

WBCという大舞台でも、彼のような「ムードメーカー」の存在は欠かせませんよね。 ドジャースでも、ベンチを明るくし、ここぞという場面で決めてくれるキケ。 あの弾けるような笑顔とガッツポーズ最高ですね。

オーブンで焼いてギュッと小さくなる瞬間は、いつ見てもドキドキしますね。 無事に「ミニ・キケ」が誕生した時は、思わず一人でガッツポーズしてしまいました(笑)。

それでは、今日も全力でプレーを楽しみましょう!

涙の数だけ輝いた、氷上の祭典。

聖火が消え、オリンピックの祭典も幕を閉じました。オコジョたちもホッと胸をなでおろしているようです。
うれし涙、くやし涙、ありがとうの涙……。
あふれ出したたくさんの涙は、観戦した人々の心の中で結晶となり、永遠にキラキラと輝き続けることでしょう❄️

【ミラノ五輪】「4回転の神」の涙と復活。イリア・マリニンがエキシビションで見せた本当の輝き

ミラノ・コルティナ冬季五輪、フィギュアスケート男子シングル。 世界中が「4回転の神(Quad God)」の戴冠を疑わなかったその舞台で、私たちはスポーツの残酷さと、それ以上に美しい「人間の強さ」を目の当たりにしました。

1. 完璧なSPから、悪夢のフリーへ

ショートプログラム(SP)では108.16という圧倒的なスコアで首位に立ち、金メダルへ王手をかけたマリニン選手。しかし、2月13日のフリープログラム(FS)では、信じられない光景が広がりました。

冒頭の4回転アクセルが抜けてしまうミスから始まり、後半の転倒。追い打ちをかけるように、SNS上では過度な期待の裏返しとも言える厳しい批判が飛び交いました。結果は総合8位。演技後、キス・アンド・クライで頭を抱え、ぼう然とする彼の姿に、世界中のファンが息を呑みました。

2. 「見えない戦い」との告白

その後、マリニン選手は自身のSNSで、沈黙を破り胸の内を明かしました。

「世界最大の舞台で、最も強く見える人間も、内側では見えない戦いを繰り広げている」 「耐えがたいプレッシャーと、心を引き裂くようなネット上の誹謗中傷」

弱冠21歳の彼が背負っていたものの重さは、想像を絶するものだったのでしょう。多くのファンが心配し、彼が氷上に戻ってくることを祈りました。

3. エキシビションでの「完全復活」

そして迎えた2月21日(日本時間22日)、エキシビションのリンクに彼の姿がありました。 そこにいたのは、プレッシャーに押しつぶされた少年ではなく、心から滑ることを楽しむ一人のスケーターでした。

添付した画像のような、躍動感あふれるバックフリップ! 競技の枠を超え、トレードマークのフーディーを纏い、荒々しくも瑞々しい感性で氷を駆ける姿。批判や失意をすべて跳ね除けるようなその力強い滑りに、会場からは割れんばかりの拍手が送られました。

今回の五輪で、彼はメダル以上に大切な「折れない心」を見せてくれた気がします。 どん底から立ち上がり、エキシビションで最高の笑顔を見せてくれた彼なら、きっとこの経験を糧に、さらに進化した「神の領域」へと連れて行ってくれるはずです。