蓼科の山奥に潜むみかくにん生物です。やきものを作ったり、ペットのアドゥと散歩したりしてます。

月: 2026年2月 (page 1 of 1)

映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』が熱すぎた

香港映画界から、とんでもない傑作が届きました。 タイトルにある「トワイライト」=「たそがれ時」。それは、単なる時間帯のことではありません。

本作の舞台は、1980年代。取り壊しが決定し、消えゆく運命にある「九龍城砦(ガウロンセンジャイ)」。 混沌とした迷宮のようなスラム街で、己の信念をかけて戦う男たちの姿は、まさに時代が移り変わる瞬間の最後の輝きを描いています。

1. 圧倒的な「九龍城砦」のビジュアルと哀愁

かつて「東洋の魔窟」と呼ばれた九龍城砦を、驚異的なクオリティのセットで再現。 湿り気を帯びた空気、無数に絡み合う電線、そして頭上をかすめて飛ぶ飛行機の轟音——。

この場所がもうすぐなくなってしまうという切なさが、アクションの激しさと相まって、観る者の胸に深く突き刺さります。「消えゆく香港」へのラブレターのような、ノスタルジー溢れる演出には感極まるものがあります。

2. ルイス・クー演じる「龍捲風(ロンギュンフォン)」のカリスマ性

そして何より語るべきは、城砦の主・龍捲風を演じたルイス・クーのかっこよさ!

  • 静かなる佇まい: 煙草をくゆらす姿だけで画になる圧倒的な存在感。
  • 強さと優しさ: 若者たちを見守る師父としての器の大きさ。
  • 超絶アクション: 熟練の技が光る、キレのある武術。

彼の一挙手一投足に、観客は完全にノックアウトされること間違いなしです。まさに「守護神」と呼ぶにふさわしい男の美学が詰まっています。

3. 受け継がれる「香港映画」の魂

物語の軸は、居場所のない青年・チャン・ロクグン(レイモンド・ラム)が城砦に紛れ込み、仲間たちと絆を深めていく成長譚でもあります。 香港アクションの伝統を受け継ぎつつ、現代的なスタイリッシュさを融合させた演出は、往年のファンから新規の観客までを熱狂させています。


まとめ:一瞬の輝きを目に焼き付けろ

泥臭く、美しく、そしてどこまでも熱い。 この映画は、ただの格闘映画ではありません。一つの時代が終わりを告げる時の、男たちの意地と誇りの物語です。

その熱風をぜひ体感してください!

あっ、サモ・ハン・キンポーも出演してます!

たかなし皿2026⛷️✨

いよいよ、今週末からミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックが始まります。
オリンピックで高梨沙羅さんの笑顔がみたい!そんな思いのつまったお皿です。
(2022も作ってました😆)

日本中が泣いた前回のスーツ規定違反によるまさかの失格。。😢
今回本人は、「自分ぐらいは自分に期待してあげたい」と語っていますが、4度目の舞台、本来のパフォーマンスが発揮できますように✨🙏✨全力応援してますよ!💪

スキージャンプ女子 放送予定
❄️女子ノーマルヒル 決勝2月7日(土) 深夜
❄️混合団体 決勝 2月12日(木) 深夜
❄️女子ラージヒル 決勝 2月15日(日) 深夜

映画「カラオケ行こ!」

  1. 綾野剛と齋藤潤。この二人でなければ成立しなかった「距離感」
    まず語るべきは、キャスティングの妙です。少し影のあるアウトロー、狂児を演じた綾野剛さん。ヤクザという役どころながら、どこか憎めないチャーミングさと、大人の余裕(と危うさ)が同居した姿はまさにハマり役。

対する合唱部部長・聡実を演じた齋藤潤くんが、これまた素晴らしい。変声期に悩む少年のヒリヒリとした内面を、過剰な演技ではなく、その佇まいや眼差しで表現していました。二人の間に流れる「名前のつかない絆」は、下手なロードムービーよりもずっと遠くまで連れて行ってくれるような感覚がありました。

  1. 心地よく響く「ずけずけとした関西弁」
    全編にわたって流れる、あのテンポの良い関西弁。時に鋭く、時に温かく、相手の懐にずけずけと入ってくるあの言葉の響きが、作品のシュールな笑いと切なさをより引き立てていました。

狂児の「カラオケ行こ!」という強引な一言から始まる物語も、あの関西弁の調子だからこそ、聡実くん(と観客)はつい付いていってしまったのかもしれません。

  1. 主人公を取り囲む「愛すべき人々」の描き方
    主人公の二人だけでなく、彼らを取り囲む人々も丁寧に描かれていました。歌唱力に絶望的な難があるヤクザたちのコミカルな姿や、聡実くんを優しく(あるいは無神経に)見守る合唱部の面々。

特に映画オリジナル要素である「映画を見る部」の部長とのやり取りなどは、山下監督らしい「何でもないけれど、かけがえのない時間」が凝縮されていました。山下監督が撮る青春映画は、やはり最高です。

  1. 私にとって「紅」が特別な曲になった
    そして、何といってもX JAPANの「紅」。 これまで何度も耳にしてきた名曲ですが、この映画を観た後は、もう以前と同じ気持ちでは聴けません。

狂児が裏声で熱唱する(あの独特な)「紅」も、そしてラストで聡実くんが全てをぶつける「紅」も。滑稽なのに、涙が止まらない。一つの曲が、これほどまでに物語の感情を背負い、輝きを放つ瞬間を私は知りませんでした。

映画『舟を編む』

有名な作品なので、みなさんご存知だと思いますが、、
物語は、新しい辞書『大渡海(だいとかい)』を作る編集部が舞台。 松田龍平さん演じる主人公の馬締(まじめ)くんは、人付き合いが苦手で、とにかく不器用。でも、言葉に対する誠実さは誰にも負けません。

一見すると「辞書作り」ってすごく地味に聞こえますよね。でも、劇中で描かれるのは「静かに燃え盛る情熱」なんです。 たった一つの言葉の定義を決めるために、何度も議論を重ね、魂を削る。その姿はまるで、広大な海を渡るための「舟」を、一針一針編み上げている職人のようでした。

オダギリジョーさんの「西岡」が、とにかく最高。
この映画を語る上で外せないのが、西岡を演じたオダギリジョーさん! 最初はちょっとチャラくて、仕事も適当そうに見えるんですが、実は誰よりも仲間思い。

才能あふれる馬締への嫉妬や、自分の役割への葛藤……。そんな「大人の泥臭さ」を演じさせたら、やっぱりオダギリさんは天才的です。彼が去るシーンで見せたあの表情は、今思い出してもグッときてしまいます。

「恋」の定義に、あなたなら何を書き込みますか?
映画の中で、新しい辞書の「恋」という項目の語釈をどうするか、という大きなテーマが出てきます。 馬締が書いたのは、胸が締め付けられるような激しい衝動の記録でした。

でも、ふと考えたんです。 今の私なら、そこに「ある人の幸せを切に願うこと」という一文を付け加えたいな、と。

情熱的な恋も素敵だけれど、時間が経って、相手の笑顔が自分の幸せになる。そんな静かで深い愛の形も、辞書にはきっと必要ですよね。