ある晴れた日の午後、森のはずれに住むアドゥは、ひとりでお散歩をしていました。アドゥはちょっと臆病だけど、とても優しい心の持ち主です。

「今日はいつもと違う道を歩いてみようかな…」
そうつぶやいて、小道を曲がったその先に、大きな竹の林がありました。

すると――
「むしゃむしゃ…」と竹を食べる音が聞こえてきました。そこにいたのは、なんとパンダ! 白黒の大きな体で、のんびりと竹を食べていました。