蓼科の山奥に潜むみかくにん生物です。やきものを作ったり、ペットのアドゥと散歩したりしてます。

日: 2024年12月11日 (page 1 of 1)

ひんやりのお話だよ🌬️🧚✨

冬のある寒い日、タカシは、
窓を開けて部屋の換気をしようとしていました。
家の中は暖かくて快適でしたが、お母さんがいつも、空気を入れ替えないと「カビが住み着いちゃうよ」と心配していたからです。
「よし、少しだけ窓を開けるぞ!」と
タカシが窓を開けたその瞬間、
冷たい風がスーッと吹き込んできました。
びっくりして窓を閉めようとすると、
そこに小さな声が聞こえてきたのです。
「待って!閉めないで!私はひんやりの妖精、フロスティアよ!」
タカシは驚いて窓際を見ると、
冷たい風の中に青白く光る小さな妖精が
ふわふわと浮かんでいました。
「え?妖精?」タカシは目をこすりました。
「ひんやりが妖精だったなんて知らなかった!」
フロスティアは笑って答えました。
「私たちは、冬の空気を運んでくるの。
窓を開けてくれたおかげで、
あなたの家にも新鮮な冬の空気を届けられたわ。」
タカシは少し困った顔をしました。
「寒すぎて風邪をひいちゃうかも…。」
フロスティアは、キラキラ光る杖を振りました。
すると、部屋の空気が循環してちょうどいい温度になりました。
「これからも、ときどき窓を開けて
私たちの新鮮な空気をうけとってね。」
タカシはうなずきました。
「約束する!フロスティア、ありがとう!」
その後、タカシは、ひんやりの妖精をときどき部屋に招き入れ、
より快適な家になりました。
そして、不思議な出会いを目を輝かせて、家族に話すと、
お母さんも「ひんやりの妖精って可愛いわね!」と笑いました。