ホリステックアロマセラピー

植物療法は、古くはエジプトやインド、中国などで植物をいぶしてその煙りを嗅いだり、またはインセンスとして(お香)として心のコントロールをはかったり、媚薬として利用したり、煎じて薬として飲用したりミイラ作りに使ったりと、長い歴史の中でさまざまな形で応用されてきました。フランキンセンス、ミルラ、ローズマリーなどは、もっとも古くから使われていた植物です。
今から2500年ほど前には、医学・薬学の父といわれるヒポクラテスが、植物の癒しの力をアロマバスやマッサージ法などに取り入れていたという記録が残っています。

「ホリスティック」という言葉は、ギリシャ語のホロスという言葉に由来し、「全体」とか「総合」という意味と、「聖なる」という意味を持っています。つまりホリスティック医学とは、人間を「心」「身体」「エネルギー」「霊性」の四つの面から総合的にとらえ、これらを全てよい状態に整えていくという考え方です。

私たちがスクールでお伝えしているアロマセラピーも、ホリスティック医学のひとつで、身体と心は密接につながり、病気やけがも心を変えていくことによって共に癒されていくと考えます。そして、癒していくのは自分自身であって、セラピストはあくまでお手伝いをするだけだと自覚すること、さらには、けがや病気もマイナス要因としてとらえるのではなく、何らかのメッセージだと明るく考えることも、ホリスティック医学の大切な考え方です。私たちが本来そなえ持っている自然治癒力は、プラスの意識のなかでこそ強く働くものだからです。

※今井広海、今井ゆりあ 共著<愛と幸せをはぐくむアロマセラピー>より

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JHASについて
JHAS(JAPAN HOLISTIC AROMATHERAPY SOCIETY
=日本ホリスティック・アロマセラピー協会)本部

<会長>   今井広海/ゆりあ

<顧問>   マリー・リンチ/アラン・リンチ

<年会費>  生徒・2000円/一般会員・5000円

<発足日>  1996年9月1日

<設立目的> アロマセラピーをホリスティックに捉える、本格的なアロマセラピーの普及
会員同士の交流および勉強会・新しい臨床例や情報の交換 etc