ありはなみだをながしました。
ぞうもなみだをながしました。
ありの目の前にぞうのなみだが落ちました。
ありはプールができたと思い、
冬であることを忘れて飛び込みました。
夏がきたと大喜びしたのもつかの間、
寒くて寒くて、「キャー」と叫んで飛び出しました。
ありのなみだも叫び声も、
だれも見たことも聞いたこともありません。